コロナ禍で中高生に届けたい言葉

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コロナ禍で中高生の自殺者が増加しているニュースを聞いた時、恩師からの言葉を思い出します。一人でも多くの中高生が夢や希望を持って生きてほしいと願い、ご紹介させて頂きます。

  1. 多岐亡羊なこれからの人生、苦悩も多いかもしれませんが基礎基本を大切にして自分の信ずる道・やりたい事を選択できるよう地道な努力を続け、時間を大切に生きてください。多岐亡羊とは、進路や方針が多すぎて何を選ぶべきかわからなくなること。または、学問の道が細かく分かれすぎていて、学問の根本を捉えにくいことのたとえ。 「多岐」は分かれ道が多いこと。 「亡羊」は羊に逃げ切られること。 羊が逃げ出し、大勢の人で追いかけたが分かれ道が多く、逃げられてしまったという話を聞いた楊朱は、学問も同じように様々なものに分かれすぎていて、それぞれの根本は同じなのにそれを忘れ、理解できなくなっていると言ったという故事から。 「岐多くして羊を亡う」とも読む。
  2. 人からかけてもらう言葉・自分が発する言葉、それぞれの言葉1つによって気持ちが変化し、その後の行動が変わります。周囲の人の言葉に耳を傾け、謙虚さを忘れないこと。前向きな言葉を胸に、地に足をつけてしっかりと歩んでいくこと。言葉の重みがわかる、強く優しい大人になってください。